【ビニールクロスの塗り替え】


 

ビニールクロス(部屋の壁紙)が汚れてきたり、剥がれたりしたら・・・

 

「張り替えるしかない!」

 

って思いますよね?

 

 

ところが。

 

 

ビニールクロスは塗り替えができるんです。

意外と知られていませんが、ビニールクロスの塗り替えをすると、

環境保護などの面で、とても良いことなんです。

 

一番大きなポイントは、塗り替えにより有害物質を抑える効果がある。

ということなんです。

 

ビニールクロスによるシックハウス症候群が問題視されていて、

日本古来の施工に使われてきた「漆喰」や「珪藻土」などが注目されています。

 

では、なぜ?ビニールクロスが体に良くないのか?

原材料となるのは「塩化ビニール」です。

塩化ビニールには、「可塑剤」「防カビ剤」「発砲剤」などが入っています。

その中でも「可塑剤」にはフタル酸ジエチルヘキミンやフタル酸ジブチルなどの

発がん性物質が含まれていますし、

ビニールクロスを貼る接着剤には、ホルムアルデヒトも含まれています。

※現在の接着剤はほぼ含まれていないそうです。

 

こうしたビニールクロスの問題を解決するひとつの方法として、

ビニールクロスの塗り替えがあるのです。

 

それ以外にも、さまざまな「優」の部分があります。

 

張替えをすると、当然ですが、剥がしたクロスは捨てることになります。

ゴミになってしまいますね。

当然、家庭ごみで捨てるわけにはいきませんから、ごみ処理代金も

かかってしまいます。

 

塗り替えの場合、

今貼ってあるビニールクロスの上に塗装しますので、

ゴミはほとんど出ません。

 

塗装というと、気になるのが匂いですが、

塗料は水性で身体に負担もなく、匂いもほとんどありません。

 

塗り替えをする最大の魅力は、

気軽に色を変えられる事です。

「汚れた」だけでなく、「模様替え」の感覚で塗り替えることができます。

 

私の自宅では、ビニールクロスの壁は全て塗装してありますし、

季節が変わると気軽に塗り替えて、楽しんでいます。

 

 


 

左の写真が、塗装前の写真です。

新築してから8年ほど経過しています。

 

写真を見てわかるように、ビニールクロスが

「日焼け」や「汚れ」で茶色く変色してしまっています。

 

写真に写っている木部の色がダークブラウンなので、

塗り替える色を白に近い色で塗装しました。

 

右の塗装後の写真を見るとわかりますが、

さっぱりした仕上がりで、同じ照明で明るさも変わりました。

 

 

ビニールクロスの上に塗装をする事で、

クロスを貼った時の有害なボンドが抑えられたり、

照明の明るさを抑えられることで、節電になったりと利点が沢山あります。

 

 

クロスを貼るボンドに含まれる成分にアレルギーがある方は、

塗装をして、アレルギーを抑えることもあります。